3.海洋汚染
■海洋汚染をめぐる現状
世界的に地球環境保護の動きが高まる中で、人類共通の財産である海洋環境の保全を図り、それを将来の世代へ引き継いでいくことはわたしたちの重要な使命です。特に船舶からの排出による海洋汚染の防止については油等の排出規制、流出油等への対応体制の整備、タンカー等の船舶等構造規制、技術開発、国際協力など様々な局面からの対応が求められています。これらについて適切に対処するため、船舶からの油等の排出の監視・取締りや船舶で発生する廃油を処理するための施設を全国に設置したり、ゴミの回収、海底にたまったヘドロの処理が行われています。
また、国際海事機関(IMO)における海洋環境の保全に関する国際条約の検討に参加したり、大規模油流出事故に備え、北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)などの国際的な協力体制の整備が進められています。
● 大規模油流出事故