オゾン層を破壊する代表的な物質としては、特定フロン(フロン12等)、ハロン(ハロン1301等)やトリクロロエタンなどがあります。
自動車のカークーラーや冷凍冷蔵コンテナ用冷媒にはフロン12が、船舶・航空機の消火剤にはハロン1301が、運輸において使われています。
ハロンは1994年1月1日以降すでにその生産は中止されていますが、過去に生産されたハロンについて、大気中への放出を極力抑制する必要があります。
また、冷媒などに使用される特定フロンについても1996年以降の生産は全廃されていますが、フロンの大気中への放出を抑制するためにも、過去に生産された特定フロンの積極的な回収・再利用・破壊を図っていくことが必要です。
●モントリオール議定書に基づく削減スケジュール