2]気候変動枠組条約と京都議定書
「大気中の温室効果ガス濃度を気候系に危険な人為的干渉を及ぼすこととならない水準に安定化させる」ことを目的として、1992年5月に気候変動枠組条約が採択され、同年6月の地球サミット(リオ・デ・ジャネイロ)で各国首脳により署名式が行われました。
この条約では、先進各国は、温室効果ガスの人為的排出を2000年において1990年の水準で安定化させることを目指していますが、それに加え、2000年以降に先進国が達成すべき目標などについて、1997毎12月に京都で開催された第3回締約国会議(COP3)において採択されたのが京都議定書です。