(5) 安全確保策
上記に示す検討を通して、ホームドアの設置に伴い発生する危険要因の安全確保策を纏め、本年度の検討では、ホームドアの高さなど要因毎の項目については一応取り纏めることができた。なお、結論が導き出せなかったもの、総合的な整合性については継続検討を行うものとした。
(6) 要素試作
本年度は主要要素として、駆動機構およびガラス入りドアを設計製作した。その結果、軽量化、制御性について一応問題がないことを確認したが、重量軽減、圧迫感の軽減が必要との意見があった。これらについては、ホームドアへの水平荷重の設定、ホームドアの設置方法など残された検討課題の検討を通し、対応していくものとする。
以上により、既設駅への腰丈タイプホームドアの設置は可能であることを見いだした。