6. 安全確保策
ホームドア設置時の安全確保策とは、1]ホームドアの設置による今迄有った危険要因の解消、2]ホームドアの設置により新たに発生する危険要因の安全確保策、の二つの場合がある。
1] ホームドアの設置による今迄有った危険要因の解消
・プラットホームからの転落防止
・列車との接触防止 など
(前記の2.2項“ホームドア設置効果”参照)
2] ホームドアの設置により新たに発生する危険要因の安全確保策
・車両の窓から身を乗り出し時にホームドアに接触
・車両ドアとホームドアとの間への閉じ込め など
ここでは上記の中の2]項即ち“ホームドアの設置により新たに発生する危険要因の安全確保策“について述べるもので、その内容は前章までに分散して記述しており、検討結果のみをまとめ、表6-1に整理して報告するものである。
なお、表6-1に示す検討結果は、ホームドア側が単独で解決出来るものと出来ないものがあり、来年度の継続検討の必要性も含めて以下のように分類整理した。また、一つに分類できないものは併記した。
◎印 - 本年度の研究によりホームドア側の安全確保策を見出し、全体システムとしての整合性に問題が無い。
○印 - 本年度の研究によりホームドア側の安全確保策を見出したが、全体システムとしての整合性に来年度研究として継続する。
△印 - 検討を行ったが結論に至らず来年度研究として継続をようする。
□印 - ホームドア側単独では対策が不完全か又は不可能で、ホームドア以外の設備又は運用などで対策を要する。