2) 公共交通の役割
(1) 統合交通システムにおける公共交通の役割
こうした中で、今日のメインテーマでもあります福祉交通を考えなければならないであろうと思います。
そこで、この後はOHPを使ってお話ししたいと思います。
最初に背景的なもので確認しておきますと、日本の高齢化の特徴として、95年のデータとなりますが、15%弱ということで、既に世界的な定義で高齢社会といわれています14%をオーバーしており、高齢化比率の増加率も非常に高いということがわかります。1970年が7%、2倍になるのが1994年でたった24年で倍増したということと、地域格差という点で22%と10%というように非常に大きな格差が生じています。それから高齢者世帯が増加しているということもわかります。そのため、家族でサポートするということが非常に難しくなってきている状況にあるといえます。そうしたことから福祉対策が進んでいるということです。問題はこの後2025年に3つの世界一といことがあげられますが、高齢化の水準27.3%ということ、高齢人口の高齢化が進むということで、75歳以上の後期の高齢化者人口が半分を超えるということ、すなわち超高齢化が進むということです。それから高齢化のスピードが非常に著しいということです。この3点が上げられています(表II-1)。