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表11 波高データ及び気象データ

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注:'97年9月20日の波向は10時が欠測であったため、12時のものを用いた。

 

2.3.3 画像判読

使用した各画像に見られる特徴を目視により判読し、以下にとりまとめた。

(1)'95年9月15日

海面の輝度は陸域に比べ低かった。沿岸にはうろこ状のパターンが見られ、北部には不規則な筋上のパターンが多く見られた。観測点の波向はNNW、波高は0.36mと小さく、風速も2.8m/sと弱かった。

(2)'95年10月20日

海面の輝度は陸域に比べ比較的高く、全体にほぼ均質なパターンを示した。画像左側は暗く表示されているが、これは入射角が大きいためと考えられる。ややはっきりとはしないものの全体に縦方向の筋状のパターンが見られた。波向はNNWで波高は0.77mとやや大きかったが、風速は1.5m/sと小さかった。

(3)'96年2月2日

海面の輝度は高く、ほぼ全面にわたって白く表現された。ただし、大きなスケール(10km程度)のパッチ状のパターンが見られた。波向はN、波高は2.25mであった。風はESE、6.1mと強かった。

(4)'97年7月12日

海面の輝度は比較的低く、特に沿岸部は暗く表示された。沖合は均質な輝度であったが、天売島付近から南南西に暗い筋状のパターンが見られた。また、縦方向の筋状のパターンが薄く見られた。波向はWSW、波高は0.97mであった。風はE、3.3mであった。

(5)'97年9月20日

海面の輝度はやや高く、東から西に向かって滑らかに低下していた。海面には特徴的なパターンは特に見られなかった。波向はWSW、波高は1.31mであった。風向はWNW、風は強く6.1mであった。

(6)'97年10月25日

海面の輝度は高く、全体にうろこ状のパターンが見られた。波向はW、波高は1.22mであった。風向はW、風速は強く6.6mであった。

 

 

 

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