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定義と数字に関するコメント

国際海事事務局(IMB)は、海賊行為を、「窃盗その他の犯罪を犯す目的をもって、その犯罪を実行するための武力を使う意志や能力をもってする、あらゆる船舶に対する搭乗行為」と定義している。

この海賊行為の定義は、船が停泊中に、海岸から行われる密かな犯罪や攻撃も考慮している。

普通、過去4半期に起こった事件は、多くの月の時間差をおいて、海賊センターに報告される。この事件の報告に要する時間は、統計上の数字の変化を引き起こす。海賊センターは、1998年12月31日をもって、192事件の報告を得たが、この期間に関連し、ここ数か月間に、更に詳細な情報を受けるはずである。従って、過去と比べて、攻撃の数において減少があったと、必ずしも、結論づける事はできない。

当海賊センターは、この報告が、現実の攻撃と、未遂に終わった攻撃とを、分けるべきであるとの海運業界からの提案を受け入れた。従って、次の表と説明は、現在、現実の攻撃と、未遂に終わった攻撃とを範疇を分けて表示している。

 

表1:既遂及び未遂の攻撃が行われた地域(1991年から1998年)

 

図A:以下の8か国は、総時件数の三分の二を占めている。すなわち、この年に報告された192件中の132件である。

 

表2:既遂及び未遂の攻撃が行われた地域(1998年1月から12月)

 

表3:既遂攻撃を受けた船籍(1998年1月から12月)

 

表4:未遂攻撃を受けた船籍

 

表5:攻撃の態様の比較(1991年から1998年)

 

表6:船員に対する暴力の種別(1991年から1998年)

 

表7:船員に対する暴力の種別と、それが行われた地域との比較

 

図B:1998年に行われた船員に対する暴力の種別

 

 

 

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