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2 機能性

2.1 当システムは、次のモードの運用が可能であること:

・1 全ての地域での運用のための"自動かつ連続的"モード

このモードは、関係機関により次の2モードのいずれかに切り換えられること。

・2 例えば、データ伝送間隔やタイムスロットが、関係機関により遠隔でセットできるような通航監視に責任を有する関係機関が受け持つ海域での運用のための"指定"モード。

・3 データ伝送が船舶や関係機関からの質問に応じて行われる場合の"ポーリング"や制御されたモード。

 

3 能力

3.1 AISは下記のものから構成されていること:

・1 短・長距離の両方において、適切なチャンネル選定とスイッチ切換モードを有するとともに、海上用周波数の全域で運用できる通信装置で、;

・2 電子測位システム(1/10,000分(緯経度)の分解能を有し、かつWGS-84データムを使用)からのデータを処理する方法を持ち、;

・3 第6.2節に特記している条件に合致するセンサーから自動的にデーターを入力する手段があり、;

・4 手動でデーターを入力し、検索する方法を備え;

・5 送信・受信データーのエラーをチェック法があり、;そして

・ 6 テスト装置が組み込んであること(BITE)

 

3. 2 AISは次のことができること:

・1 船舶乗組員をわずらわすことなく、関係機関や他の船舶に自動的、かつ連続的に情報を提供すること。

・2 関係機関や他の船舶から情報を含め、他の情報源からの情報を受信し、かつ処理すること。

・3 最小限の遅延で最優先、かつ安全に呼び出しに応答すること。

・4 関係機関や他の船舶が、正確な追尾を容易に行えるような適切なデータレートで、位置や操船の情報を提供すること。

 

4 ユーザーからのインターフェース

利用者が別のシステムで情報を、アクセスし、選択し、そして表示ができるようにするためのAISは、適切な国際海上インターフェース規格に順応したインターフェースを提供できること。

 

 

 

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