ASF(Additional Secondary Factor) 計画
NELS のASF の計画は評価の最終段階にあり、方式、モデル および 装置は評価され検証されるであろう。この段階で遅れているが現在の目的は適切な結論が導かれ計画の継続が確実になるため次のNELSの運営委員会が開かれる前に十分な結果が準備されることである。
利用者装置の開発
欧州のロラン-Cの利用者が依然として限界であることは周知のとおりである。絵に書いたような(理想的な) 利用者装置は有りえない。米国の工業界はロラン-C受信機の開発と競い合って受信機を製造することを数年前から止めている。NELSは欧州に於けるロラン-Cのマーケットのために永い間努力をしており衛星システムとの複合システムの利用を主張している。努力は理想的な欧州の複合受信機の開発とタイムリー準備の根拠を見いだすために受信機の製造会社に興味を持たせることができた。ある興味は存在していると言うことはできるが、欧州の完全なロラン-Cの覆域の認識に関連した政治的な状況は現実の工業界を先導するにはまだ不確実すぎる。しかしながら、GPS/ロラン-C/ユーロフィックス の完全な複合システムのポテンシャルの掘り起こしのために受信機技術の開発は開始された。
実行されている欧州委員会の資金準備された計画はGPS/ロラン-C/ユーロフィックス 複合受信機のデザインの開発を含むように変更された。このデザインは1999年の初めに完了されるであろうことが期待されている。
システムの拡大
NELSの組識のユーロフィックスの共通した認識の基に、イタリア政府は短期的にはユーロフィックスの11局の一部として、長期的には欧州のロラン-Cの覆域を拡大するための一部としてNELSに参加することを表明した。イタリアが参加するための調整は現在行われている。これらの調整が終わる予定、実現可能なロラン-C/ ユーロッフィクスの拡大については現在の所はっきりしていない。トルコ政府の代表はメガパルス社に接触している。国内をDGPSの覆域とするための装置を調達するためロラン-C/ユーロフィックス を評価したい意向である。 NELS はこの接触のポテンシャルを調査するためトルコの当局に連絡を試みているが現在のところ成功していない。これらの努力は今後、数カ月続けるつもりである。
多分ご存じのとおりイタリアは彼らの領土内にロラン-C局を二局、トルコは一局をもっている。
知る限りではトルコ局の鉄塔は倒壊しているが交換用の鉄塔は用意済みである。これらの努力は欧州のロラン-Cの連携に多くの新しい国を参加させるための開発であって、電波航法の併存(MIX) の一部としてロラン-C の政治的な採用決定を期待する前に予備的な布石(Initiative)として位置づけられるべきである。