◆ 水深(v_dept)
この項目の目的は、VTS担当機関が重要であると考える単一の測位水深を放送することにある。船舶のSENCの更新は、一般更新手続きによって処理されるべきである。
情報記号は、水深を挿入するには適切ではないと考えられる。青色の円の中に黒(SNDG1)または灰色(SNDG2)で測位値を書いたものが提案される。
◆ 固定航路標識(v_geni)
当該位置にVTS情報記号を使用し、VTS情報パネル(VIP)にある記事を示すこと。
記号形象
当初の提案には、既存のECDIS標準形象に基づいている表示形象の提案が含まれていた。VTS情報には特別な色(青)が提案された。これに続いて、色と記号とを扱っているIHB技術作業部会は、形象に識別記号を付加して使用することを提案した。この問題は現在検討中である。
提案されている状態コード
前述されているように、IALAは、正しい識別頭字語『v_.....』を含んでいる通報をVTSセンターから受領した場合は、適切な形象がECDIS画面に示されることになると思われる、と考えている。他の補足情報は、『VTS情報パネル』(航海者情報パネルと同じようなもの)をもたらす行為になると考えられるカーソルをクリックする(当該形象上で)操作により、航海者が入手できるようにされるべきである。VTSセンターから送信されるデータ量を減らすために、この種の情報は、検索テーブルに保管され、標準通報様式の一部として送信される状態コードによりアクセスできること、が提案される。