別添17-2:第10回VTS委員会最終全体会議 VTS要員の研修及び資格認定についての基準その他の案件
第10回VTS委員会
議題7
VTS 10/7/2
1998年9月1日
その他の案件
VTS要員の研修及び資格認定についての基準(案)
国際航路標識協会(IALA)からの提出文書
要旨
趣意 本文書は、IALA各国メンバーのためのVTS要員の研修及び資格認定についての基準に関するIALA勧告V-103を作成するに当たり、IALAが行った作業を説明しているものである。V-103は、A.857(20)の別紙2に示されている手引きを補足するものである。
所要作業 第8項
関連文書 決議A.857(20)「VTSについてのガイドライン」
1. 第8回VTS国際シンポジウム(於、ロッテルダム、1996年4月15-19日)における結論の一つは次の通りであった。
『VTS担当機関は、国際的なガイドライン及びその他の関連文書に則って、VTS運用官についての基準を設定すべきである。VTS担当機関は、また、この基準に対応する研修施設を整備し、この基準を維持するための対策を講じるべきである。IALAは、当該シンポジウムからの要請に続けて、適切な研修及び資格認定の基準を作成することに同意した。』
2. この結論に応えて、また、IALAが引き受けたことを達成するために、VTS要員の研修とVTSセンターの運用とについての専門家によるグループが、以下の目標を掲げて、1996年10月に結成された。
・ VTSセンターを管理し運用するために選抜された要員のための運用に関する模範業務解説書を作成すること。この解説では、全面的に資格があると見做されるVTS要員に期待されるであろう能力と技量とのレベルを定義すべきである。
・ VTS要員の募集についての手引きを作成し、与えられた運用に関する模範業務解説書に適っている要員を養成するために必要な研修についての所要事項を決定すること。
・ 研修及び資格認定方針の枠内において各模範研修コースを作成すること。この方針は、VTS要員の所要条件に関する国際的な同意と認識とへ導くIALA勧告を形成することになる。