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ローミング

 

建物内の任意の区域が1つ以上のアクセスポイントの受信範囲内にある場合は、当該セルのカバー範囲は重複していると言える。各々の無線ステーションは、自動的に、アクセスポイントの1つと、可能な中で最良の接続状態を確立する。重複カバー区域は、重複しているセルの間で継ぎ目のないローミングを行わせるので、無線LANの整備における重要な属性になる。

 

図4 重複しているセルを通り抜けるローミング

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ローミングは、携帯ステーションを持っている移動利用者に重複しているセルの間を自由に動き回らせて、当該ネットワークの接続状態を間断なく維持する。ローミングは継ぎ目がなく、1作業が、1つのセルから別のセルへと動きながら維持されることができる。複数のアクセスポイントがあると、建物または構内全体に無線のカバー範囲をもたらす。2個以上のアクセスポイントのカバー範囲が重複している場合は、重複区域にある各ステーションは、継続的に最良のアクセスポイントを捜して、アクセスポイントの1つと可能な中で最良の接続状態を確立することができる。切り換え時にパケットの喪失が発生することをできる限り少なくするために、『旧』と『新』とのアクセスポイントは、通信を行なって処理過程を調整する。

 

 

 

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