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主な懸念事項の一つに、2.4GHzのISM帯で動作することによる混信の可能性がある。この周波数帯または他の割り当て周波数の一部が海上活動のためだけにとって置かれることができれば、混信の可能性は低められる。同様に、海上のものだけが当該周波数帯を使用していることになると考えられるので、より強い出力電力レベルが認可されることができる。このことは、陸上のアクセスポイントの範囲を海上域へ伸ばすことになり、水路と錨泊地とをより良好な状態で確実にカバーすることになる。

 

802.11を用いる無線LANの構成を、ブロック図で示す。

031-1.gif

 

この構成は、港湾内の船舶用に3個の拡散スペクトラム無線アクセスポイントを使用している簡略化したシステムを示している。この種のアクセスポイントの1つはブイ上にも設置されることができ、無線の到達範囲を超えて沿岸アクセスポイントへ達することにより、船舶を全面的カバーすることができる。無線ブリッジは、各アクセスポイントを接続して、ネットワークの全てを、究極的に、陸上にあるサーバーへ結び付けるために使用される。

 

 

 

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