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別添2-1:第6回ITU-R作業班B会議報告

VTS 10/2/2

 

第6回ITU-R作業班B会議(於:ジュネーブ、1998年3月16〜20日)

会議報告

 

1. 序

 

国際電気通信連合無線通信(ITU-R)検討部会作業班Bは、1998年3月16〜20日、ジュネーブにおいて、第6回会議を開催した。Mr.EFJ HoldenがIALAを代表して出席し、要請されて汎世界AISについての勧告起草部会の議長を務めた。

 

会議議題には多数の案件があったが、IALAメンバーに関心がある事項は次の通りである。

 

1.1 海上移動業務の無線局が156-174MHz帯を使用することによる効率性の向上(質問 ITU-R 96/8)

1.2 舶用トランスポンダーのための周波数についての必要性(質問 ITU-R 28-2/8)

1.2.1 「海上移動業務用周波数帯において時分割多重アクセスを使用する汎世界舶用自動識別システムについての技術規格」に関する新勧告

1.2.2 勧告ITU-R M825-2「VTS及び船舶間において識別に使用するためのデジタル選択呼出し技術を用いるトランスポンダーシステムの規格」の改訂

1.3 船舶間及びVTSに適用する一般データ通信(質問 ITU-R 76/8)

 

2. 海上移動業務の無線局が156-174MHz帯を使用することによる効率性の向上

 

勧告ITU-R M.1084の改訂案が作成され、新しい12.5KHzのチャンネルで動作する能力を備えているVHF無線の技術規格を含んでいる新たな別紙が加えられた。この新しい勧告案は、添付の資料8B/TEMP/10-Eの通りであるが、採択を求めて検討部会8へ提出されている。

 

3. 海上移動業務用周波数帯において時分割多重アクセスを使用する汎世界自動識別システムについての技術特性に関する新勧告

 

IALAメンバーの5管理機関から共同提出されたものに基づいて、当作業班は、「海上移動業務用周波数帯において時分割アクセスを使用する汎世界舶用自動識別システム」のための新しい勧告案を承認した。

 

 

 

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