付属書1
第8回IALA総会における会長演説
(6月11日第1回)
"皆さん"
私はここに前回の会議と総会以降のIALA理事会の活動概況を報告する。
知っているように、理事は国を代表する20名で、内18名は国を基準にして選出され、残りの2名は委員会を主催する国と次回の委員会を主催する国で構成されている。理事会は会員に対して、一般的な処理, 財政的な管理および会員資格事項を含め憲章で決まられている組織を管理する責任がある。
組織の資金状態は過去4年間で幾分改善された。しかし予算内で管理するには問題が残る。コスト上昇と、会費納入の遅れが要因である。当理事会はアイルランド灯台長官のMr. Mel Boydと財政諮問委員会、及び能力があり過去4年間に組織の資金問題を賢明に管理してきた事務局長に感謝したい。Mr. Boydは次の議題で組織の資金状況に関してさらに詳細に報告するだろう。
通信連絡では、IALA会報に技術その他の面で大きな改善があった。この点Paul Ridgwayに感謝する。又IALAは2種類の年次報告を発行し、紙面を割いて我々の活動を要約し、会員皆に意見や活動がわかる様にした。この手法が継続し広がるよう心から希望する。
我々は皆、大変苦労し立派な出版物にしたMrs. Grilletに感謝している。
委員会の作業は、必要に応じIALA理事及び各委員会(エンジニアリング、運用、電波航法、VTS)の委員長と副委員長からなる方針諮問パネルからの指示を受け、それに従って事務局長が調整、指示を行っている。IALA理事会は会議毎に各委員会から報告を受け、また外部の機関に公式に提出する報告書を検討し承認した。
事務局員はモスクワで開催された2つの電波航法会議を含む国際会議に出席しこれを支援した。これはロシア政府とロッテルダムが主催したVTS96シンポジュームの後援を受けたものである。更に事務局長は、IMOのビクトリア湖事故調査専門家チームの一員としてアフリカに出張し、将来の当該地域における安全に関する技術勧告を行い、幾つかの他の仕事を引き受けた。
前回の会議以来、理事会自身は、1995年ベルゲン会議、1996年ハンブルグ会議、昨年6月の北京会議を含め、10回の会議を開いた。10回の会議毎に、理事会は委員会の報告書、海事関係の他の国際機関の活動報告書を受け、資金や会員に関する事項を決定し、正式出版物を承認し、各組織での立派な成果に関する会員からの報告を受け、Dr. Klingeを議長とする将来計画検討委員会の論議に参加した。
Dr. Klingeは昨日個人的にそれら努力の成果を提出し、憲章変更に伴う承認を受ける為、その幾つかは当会議に提出する。理事会の裏書を得てあり、私は将来の組織効率化の為に重要であると推奨する。皆さん、以上で過去4年間における理事会活動の報告を終了する。まだ後に詳細報告が続く。清聴を感謝する。