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セクション2

開会セッション

会議の開会セッションは6月9日(火)15時30分に開始された。

Dr. Klingeは開会の辞を述べ、ハンブルグ市長Mr. E. Rundeを紹介した。市長は各代表を歓迎し、かかる重要な会議を開催する場所にハンブルグを選んだIALAに対し感謝の意を表した。

市長に応えてIALA会長のMr. R Kingstonは会議の紹介に移り、趣旨説明者である国際海事機関(IMO)の事務局長MR. W. O'Neilを紹介した。

ドイツ連邦議会運輸省次官Dr. N. Lammertが開会を宣告した。

 

Dr. U. Klingeの挨拶

市長、政務次官、並びにご参列の皆様。我々はここハンブルグ・第14回国際IALA会議に皆様を招待することを光栄に思い喜ばしく感じているところである。思い起こせば、アメリカ沿岸警備隊の素晴らしいおもてなしを受け、我々の実りある会議であったハワイ会議以来4年の月日が経過した。

IALA事務局、会議運営委員会、会議契約者、ハンブルグ市議会代表者及び管理者は本会議を支援し、広範囲のプログラム即ち、工業会展示会、航路標識施設への見学旅行を含めた立派なセッションの作成に尽力した。これらの成果をもたらした皆様におめでとうと言いたい。

プログラムがこのようにスムースに作成されたことは、疑いも無く私を細かいことに関与させなかった事務局長の成果であろう。

日常の作業では時間と資金は貴重なものになってきた。皆様が世界の各所からここハンブルグに集まり経験やアイディアを交換し、最新の成果を報告し、将来の開発に注目し、勿論我々との連携と人間的関係を強めるのは大変価値のあることである。IALAは海上交通と関係のある全ての国際機関と密接に接触し協調を保っている。私はハンブルグでかかる機関の代表者を歓迎できることを喜んでいる。

私は、女性特に主人に付いて遠路はるばるハンブルグに来た御婦人方を心から暖かく歓迎する。私はIALAにいる間に、女性達が我々の仕事に誠実に関連し、有効な支援をあたえていることを学んだ。どうか女性用のプログラムが魅力的で楽しいものであるよう希望する。

会議のプログラムには幾つかのイベントを含んでおり、そこでドイツにおける航路標識サービスをお見せできるだろう。ドイツの航路標識サービス活動の概要は会議資料と共に渡した小冊子に入っている。又そこにはシステム技術を強化した我々の新組織図も入っている。最近の数ヶ月、我々は組織改革と会議の組織の両面で大変多忙であった。

8年前、オランダのVedhovenで開催された第12回会議において、IALAは近代化プロセスを開始し、航路標識の分野と国際協力強化で劇的な変化と開発を遂げた。この変化は今日でも進行しており、今度の会議でも継続するであろう。

皆さん、我々は本会議の開催を喜んでいる。この2週間の間、この会議が航路安全に役立てる航路標識の国際的作業に有効であると皆様全てが感じるとわたしは確信している。

 

 

 

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