3 基礎調査の成果の展開
基礎調査では、昨年度より対象エリアを人工海岸、半自然海岸、自然海岸に分けて調査研究を行ってきた。
それぞれの調査エリアで得られた地域の特徴をもとに、委員会での議論及び分析を重ねた結果、次ページに示す成果の展開の方向が導き出された。それらを海辺のタイプ別に展開内容を示すとともに、その中でも実現の可能性があり、それぞれの海岸の特徴を明確にできる項目をピックアップし、展開のモデルケースとして後述した。
この成果の展開は、半自然海岸の須磨〜明石・東播海岸において昨年度基礎調査報告書で示した取り組みの方向を包含するものであるが、今年度の調査では具体的な地域を想定した議論及び検討は人工海岸と自然海岸を中心に行った。従って半自然海岸については、今回は可能性の提示のみに留め、モデルケースの提示は差し控えた。