5 今後の高度情報化対応事業の推進シナリオ策定
前記までで見てきた個別事業の有効性検証と事業推進上の成功要件により、今後の競艇の発展に不可欠な示唆を得ることができた。
ここでは、今後競艇として取組むべき高度情報化対応事業の方向性を策定する。
5.1 今後の高度情報化対応事業のキーコンセプト
平成8年度よりアプローチしてきた「ファンの視点」に再度立ち戻り、策定されるキーコンセプトは以下の3点である。
1] インターネット環境の活用(投票機能・情報提供機能共通)
インターネットは、時間的・地理的制約を乗り越えるポテンシャルを持ち、双方向性を有する有望なメディアである。近年、インターネット利用者が急増し、動画配信に欠かせない大容量の通信インフラ整備も進んできた。この環境を最大限に活用することで、競艇のファンの求める機能要件の多くを充足することが可能である。
2] 電子商取引・電子マネーの活用(投票機能)
「いつでも、どこでも」投票や払い戻しができ、電話在宅投票会員にならなくても競艇に参加できる環境を実現する手段として、オンラインショッピング等の電子商取引は有望である。また、電子商取引を実現する決裁手段として電子マネー環境の整備も進んできている。
3] 最適メディアミックスの実現(情報提供機能)
情報発信手段が多様化・高度化する中で、多様な環境下に置かれている人々が、自分に合ったメディアを利用して欲しいコンテンツを入手することができるようになってきた。競艇においても、どのようにメディアをミックスしてファンの期待に応えていくかが重要である。