ウ 広島湾港湾整備長期計画策定調査(広島県)における呉港の位置付け
広島湾の広域的な港湾ヴィジョンである「広島湾港湾整備長期計画策定調査」(平成8年3月)では、図表3-11に示すように広島湾の将来像を「人と海と島を生かす広島湾の創造」としており、将来像実現に向けたプロジェクトを、短期(〜s2000年頃)、中期(2001〜2010年頃)、長期(2011〜2025年頃)の段階的戦略として提案している。
プロジェクト展開イメージの中で、図表3-2に示すように呉港について「内貿コンテナ」、「外貿ターミナル」、「総合輸入ターミナル」の整備など、国際物流拠点として位置付けがなされている。また、海側の「防災拠点」としての役割や「エコポート」としての役割が示されている。また、各プロジェクトが実現された2025年頃の呉港地域を、「呉アーバンリゾートゾーン」として、外内貿ターミナル機能の整備、海洋関連研究開発機能・環境技術・産業の育成機能の整備が進み、次代を担う新しい産業の芽が着実に誕生・成長し、住民の豊かな生活を支える基盤が形成される、としている。