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に対して島しょ部から呉市内、呉地方拠点都市地域から広島市への通勤・通学者が多く、災害時陸路寸断による帰宅困難者の大量発生や復旧・復興期の職場・学校復帰の遅れや不便が生じる恐れがある。

このため、港湾を被災地における応急・復旧・復興活動の拠点として位置づけ、防災拠点としての機能整備を図る必要がある。

(4) 地球環境問題への対応と効率的なゴミ処理システムの確立

近年のごみ量の増大、ごみ質の多種多様化に伴い、既存最終処分場の残容量が大幅に減少している。このような中で焼却工場・破砕処理場の老朽化が進み、ごみの処理・処分施設の処理能力の低下が課題となっている。また、ダイオキシン問題が全国的に深刻化しており、一定以上の規模を確保し、ダイオキシン対策に対応した処理施設の整備が必要とされている。このような中、島しょ部人口は年々低下しており、単独によるゴミ処理施設の整備・運営は経済的に非効率的であり、広域共同による効率的なゴミ処理システムの構築が求められている。

 

 

 

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