第2章 呉市及び地方拠点都市地域の将来像と課題
1 将来像と広域的役割及び県計画での位置づけ
(1) 広島県実施計画における呉市の位置づけ
広島県第2期実施計画は、図表2-1に示すように4つの軸から構成されている。第一の軸には、財政効率化が位置付けられている。第二の軸では、広島県の生き残りを賭けた重点を絞った県づくりを志向した方向性が示されており、中枢・中核都市圏のリノベーション(再整備)では、主に広島中枢都市圏及び福山中核都市圏の再整備を推進するとしている。第三の軸では、各地域は自立的な発展をめざすことを基本とし、県は、そのための支援を役割としている。第四の軸は、安全・安心の政策が示されている。この中で、呉市及び呉地方拠点都市地域に直接かかわる事項は、図表に示す事項等に限られる。