(1)ボランティア団体の活動
ア めだかの会(事例1ボランティア団体へのヒアリングから)
平成元年に、具志川市社会福祉協議会が開催した女性ボランティアスタールの講習を修了した時、講座で学んだことを実践で何か活かせないかということを考えていた。ちょうどこの時、中部病院のNICU(未熟児病棟)のおむつやシーツを折りたたむ作業をボランティアとして始める機会を得た。当時のグループは17人であった。それは毎週木・金の2日間午前9時から12時まで行ない、平成2年から8年まで続けた。その後、NICUの閉鎖に伴い、そのボランティア活動は休止状態にある。その後、一人暮らし高齢者の家を訪問するボランティア活動を行なった。
現在は、特別養護老人ホームの陽光館で使い古されたシーツをカットしておむつを作るボランティア活動を週一回行なっている。グループは14人である。
各グループとの交流場所が欲しいことと、公民館長、地域の人々みんなでデイサービスを行なうことの必要性を訴えている。
イ 笑顔の会(事例2ボランティア団体へのヒアリングから)
リーダーの人が、具志川市社会福祉協議会だよりに掲載されたボランティア募集の呼びかけに応じ、同じように呼びかけで集まった8人を中心に結成した。
当初は、寝たきりの一人暮らし、高齢者夫婦世帯を月4〜7回、8人でローテーションを組んで血圧測定、健康相談などを行なっていた。しかし、老健施設などの訪問看護が充実してきたことから、2年前から当該ボランティアは休止し、代わって社会見学の手伝いを行っている。
これは、月2回程度で、気分転換、交流などを目的にピクニック的に行なっているもので、これまでに本部の桜まつり、北谷海浜公園、糸満の平和の礎へいった。参加者は約12人程度である。