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第3章 福祉・健康づくりへの市民の参画

 

1 福祉・健康づくりへの市民の意識

いたわり支え合う福祉の風土づくりや健康な生活への基盤づくりへの今後の取組においては、市民の当事者意識が重要である。地域福祉・保健活動の推進や拠点施設の運営においては、市民の主体的な参画が必要である。

(1)福祉への関心

具志川市社会福祉協議会が平成8年に実施した「具志川市市民健康福祉意識調査」 をみると、全体の45%が福祉への関心を示している。とくに年代が高いほどその関心度合いは高くなっている。一方、20代では23%程度にとどまっており、相対的に関心度が低くなっている。しかし、高齢化の進行、国民負担率の上昇、年金の受給額の見直し、ノーマライゼーション思想の普及、公的介護保険制度の導入などの潮流の中、福祉への市民の関心は、さらに高まるものと思われる。(図表3-1〜3参照)

また、平成10年12月に具志川市福祉事務所が行った「自治公民館へのアンケート」の結果をみると、本市においては、他地域に比べ、支え合う互助の精神が比較的残っているとする評価がなされている。ただ、このことが本市における包括的な福祉システムの整備を保障するものではないことも事実である。

 

図表3-1福祉に対する関心

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資料:具志川市社会福祉協議会「市民健康福祉意識調査」(平成8年)

 

 

 

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