5 福祉サービスの現状
(1)高齢者福祉サービス
ア 要援護高齢者の現況
本市「福祉事務所概要」(平成10年)によると、在宅要援護高齢者は6,605人、施設入所高齢者は153人である。在宅のなかには、ひとり暮らし849人と寝たきり304人の計1,153人の要援護高齢者が含まれる。要援護高齢者数は、ひとり暮らし高齢者の増加と若年層の減少、核家族化の進行などにより年々増加する傾向にあり、今後も増加していくものと予想される。また、痴呆性の高齢者は、405人と推計されている。(図表2-8参照)
在宅の要介護高齢者の主たる介護者の状況についてみると、介護者の高年齢化、介護期間の長期化といった課題がある。介護者やその家族の精神的、経済的、肉体的な負担が非常に大きいことがうかがえる状況にある。