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(イ) 「島民」意識・「仲間」意識の醸成・定着を促す文化活動などの展開

3町共同により建設予定の「大崎上島地域ふれあいセンター」などの共同施設の有効活用を図るためには、お互いが一つの島に住んでいるという連帯意識、自分のふるさとは大崎上島であるという郷土意識など、島民意識の醸成・定着が前提となる。このことが、3町による連携や共同の実質的な成果を生みだすための鍵となる。また、当然のことながら、高齢者にとっても、より住みやすい社会環境をつくりだすことにつながる。

したがって、3町共同による施設整備と併せて、3町住民の連帯意識を醸成する様々な催しやプログラムの整備を進める必要がある。

 

イ 重点的な取組の必要な領域

 

(ア) 地域教育力向上のための学校教育

児童・生徒数の減少に伴い、将来、3町ないしは東野と木江の2町での中学校及び小学校の統廃合を検討する時期を迎えることになるが、当面は、現在抱えている課題の解消を中心として3町連携事業を進め、地域教育力の向上を目指す必要がある。

 

(イ)島民意識を醸成する社会教育・文化・スポーツ活動の展開

3町の住民間に、同じ島に住んでいるという連帯感を醸成し、定着させることが、連携・共同の基盤づくりであるといえる。したがって、各町での生涯学習・生涯スポーツとの連携を図りつつ、島に居住する様々な人々が参加できる社会教育・文化・スポーツ活動を開催する。

 

(3) 連携内容

 

(ア) 学校教育

既に設置されている大崎上島PTA連合会活動の強化、3町連合教育員会の設置などを通して、地域教育力を高めるプログラムの作成や他校連携を事業を推進する必要がある。

 

【共同化すべき事業内容】

・大崎上島PTA連合会活動の強化と3町連合教育員会の設置

・教員の複数校勤務体制による専科教員の確保や非常勤講師の採用

・他校との交流によるクラブ活動の活性化事業

 

 

 

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