(7) 主要公共施設の整備状況
ア 教育施設の設置状況と児童・生徒数の推移
大崎上島における教育施設としては、幼稚園が各町1ヵ所、小学校が大崎町で2校、東野町、木江町で1校、中学校は各町1校が設置されている。(図表1-26参照)
この他の教育施設として、生徒数の減少により平成10年度に大崎高等学校と木江工業高校とが統廃合され、新たに設置された大崎海星高校と広島商船高等専門学校がある。
島内4校の小学校の児童数は、昭和62年の885人から平成9年には438人へと過去110年間で49.5%まで減少し、同様に中学校生徒数も昭和62年の634人から平成9年には268人へと約42.3%となった。(図表1-27参照)
これまでの傾向で今後とも人口が減少すると仮定すると、早晩、各町での小・中学校での複式学級が想定される。
また、現時点においても、児童・生徒数の減少に伴って成立しないクラブ活動もあり、小規模校のメリットもあるものの、教育上の問題が指摘される。
特に、民間などにより運営されている幼稚園や保育園では、園児数の減少に伴い、幼稚園の運営が困難になりつつあるものと想定され、3町での連携による幼稚園の維持運営の検討が早晩必要になるものと考えられる。