3 交通基盤の拡充
圏域住民の利便性の向上を図り、公共施設の広域利用を促進していくためには、移動手段としての交通基盤の整備充実が重要である。
滋賀県長期構想においても地域別構想で大津・湖南地域の主要課題として広域的な交通ネットワークの構築を掲げており、一体的な快適都市圏の形成を発展方向としている。具体的には東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅の設置や第二名神自動車道、国道1号バイパスの整備が位置づけらている。
こうしたことから今後は、圏域の広域連携を促進する地域交通網、そして来訪者の誘導を促進する広域交通網をなお一層、整備していく必要がある。
なお、交通基盤の整備においては、鉄道、道路などの個々の整備とともに、鉄道と道路、交通ターミナルの協調、民間も含めたバス交通との連携に留意していくことが求められる。
(1) 交通基盤の拡充に向けた当面の取組
○ 国道1号・8号バイパス、山手幹線、大津湖南幹線など、圏域の幹線道路の整備を促進する。
○ 鉄道、道路、交通ターミナル、バスなどを含めた圏域の総合的な道路
ネットワークについて検討・調整する。
(2) 交通基盤の拡充に向けた中・長期的な取組
○ 東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅の設置、第二名神自動車道の整備に対応した圏域の総合交通体系について検討し、その整備を進める。
○ 南湖横断道路など新たな広域ネットワーク網の整備を促進する。