(2) 遠州鉄道にとっての鉄道乗り入れの意義
ア 乗客増
天竜市街地への直接乗り入れにより、新しい利用者を掘り起こすことができる。
イ 公共交通網の拡大
交通事業者として、自社路線の拡大が図られる。
公共交通網の合理的整備ができる。
ウ 電車留置線の確保
天竜二俣駅に留置線を新設することが可能となり、逼迫している西鹿島駅の留置線の改善が図られる。
エ バス輸送の再編整備
既存バス路線の合理的再編が可能。
(3) 天竜浜名湖鉄道にとっての鉄道乗り入れの意義
ア 公共交通網の充実
地域の交通利便性を向上させる。特に交流圏である浜松市への利便性が向上する。
イ 鉄道中央部の活性化
天竜浜名湖鉄道は、東西両端の輸送量に比較して、中央部(遠州森−三ヶ日間)の輸送量が少ない。遠州鉄道の中央部への乗り入れで、中央部における鉄道利用を高めることができる。
ウ 沿線の人の流れに対応
天竜浜名湖鉄道は東西方向に走っているが、沿線の人の流れは南北方向(浜松中心)である。この南北方向の流れに対応できるようになる。