日本財団 図書館


この中で、「21世紀に向けた交流圏を創る」においては、「公共交通機関の確保・充実」が具体的な事業計画としてあげられており、この中で、遠州鉄道の乗り入れをはじめとした、公共交通網のあり方について以下のように明示されている。

 

○ 地域の公共交通機関である天竜浜名湖繰、遠州鉄道西鹿鳥線、JR飯田線については、ダイヤの改善等による利便性の向上はもとより、商業・地場産業施設との合築などによる魅力ある駅舎の整備に努める。

○ 地域と浜松市方面との連絡を強化するため、遠州鉄道西鹿島線については、天竜浜名湖線への乗り入れを検討する。

○ JR飯田線については、すでに定着しているトロッコ列車の運行と合わせ、鉄道と観光資源のネットワーク化により首都圏や名古屋、関西圏からの誘客を図るため、三遠南信地域の大自然を満喫できる快適で魅力あるリゾート車両などの導入を検討する。

○ JR東海バス等バス路線の運行維持対策及び市町村による廃止路線代替バスの財政負担も考慮した運行対策を検討するための協議会の設置を図る。

 

北遠総合振興計画は、今後整備される予定の第二東名自動車道および三遠南信自動車道等の交通網にも留意した計画となっている。本市は、第二東名自動車道へのゲートウエイに位置し、北遠地域の連携を図る上で、重要なポジションを占めている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION