・八幡駅〜第一通り駅
何れの駅においても定期客の動向に大きな特色が見られる。つまり、平成元年以降緩やかに減少していたものが、平成7年を底に増加に転じている。定期以外の乗客については、八幡駅で若干増加気味であるが、他の2駅では横這い傾向にある。
・新浜松駅:年間乗降客約5,415千人 1日あたり14,830人(平成9年)
定期以外の乗客については緩やかに増加してきたものの、最近では頭打ちとなっている。また、定期客については、平成7年をピークに減少傾向を示している。
遠州鉄道の西鹿島駅の乗客について、その下車駅を示したものが、図表1-27である。最初のピークは浜北駅の前後であり、これより南下すると第一通り駅までほぼ低いレベルで推移している。一番のピークは新浜松駅であり、他の駅に比べ際だって高くなっている。
以上のことから、西鹿島駅からの乗客の最も大きな目的は、新浜松駅周辺での回遊やJR浜松駅との接続であり、これ以外に浜北駅周辺での回遊が若千見られるものと考えられる。また、浜北駅においては定期以外の乗客の占める割合が高くなっていることから、買い物などを目的とするものが多いことが予測される。