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エ かつての地場野菜の復活

北区はかつて滝野川ごぼうと滝野川にんじんの産地であった。甘楽町有機農業研究会に栽培を依頼して、このかつての特産物を復活させた。ごぼうは1mを優に超え、またにんじんも、1m近い長大なものである。味わいは、とてもやわらかで美味しい。(区立柳田小学校小池栄養士さん)。このごぼうもにんじんもいずれも、フリーマーケットを通して区民の食卓にのり、学校給食に積極的に利用されている。かつての地場野菜の復活により、北区の学校給食からはじまる生ごみリサイクル事業は一層区民に身近な事業となった。

 

(5) 京都市の事例

産業廃棄物の活用―みどりのリサイクル

 

ア 剪定枝とビール滓等から作る堆肥

京都では、「京野菜」などの伝統的な農作物の栽培が盛んに行われてきた。しかし、高度な輪作が行われてきたことにより、農地の疲弊や土壌病害の増加といった問題が発生するとともに、近年の安全で良品質な農産物へのニーズに応えるために、良質な堆肥による「土づくり」の重要性が増してきていた。ところが、畜産農家の減少で、原料である家畜糞が確保できず、堆肥の生産量も頭打ちになっていたため、焼却処分していた樹木の剪定枝や、廃棄処分していたビール滓等を原料に堆肥を生産することとした。

 

<事業の概要>

 

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(参考)原料受入価格 剪定枝 1t 6,000円、ビール滓 1t 4,000円

処分場に持ち込んだ場合の価格 1t 7,000円

堆肥(JAサン・グリーン)の販売価格 40リットル1袋430円、1m2バラ4,000円

 

 

 

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