2 商業集積の動向と空洞化
(1) 買い物割合にみる中心市街地の動向
次の図表3)-8は、3都市の中心市街地における買い物割合の推移をグラフにしたものである。昭和59年では前橋市で39.4%、伊勢崎市で44.1%、富岡市で65.1%の市民が中心市街地で買い物をしている。平成9年では前橋市10.8%、伊勢崎市15.3%、富岡市8.5%となり、それぞれ4分の1、3分の1、8分の1まで低下している。
中心部の大型店と商店街との関係では、前橋、伊勢崎の両市は昭和59年当時から大型店が商店街を上回っているのに対し、富岡市では商店街の買い物割合が高く、その後も低下しつつも中心部においては商店街が大型店をわずかに上回っている。