資料:総務庁統計局「国勢調査」各年版をもとに作成
(2) 産業構造
産業別の就業者比率をみると、前橋・高崎の両中核都市では二次産業のシェアが高く65%を上回っている。そして、渋川市も三次産業の比率が62.0%と高くなっている。太田・桐生の両市では二次産業の比率が47%強と高くなっている。沼田・富岡両市では、一次産業就業者比率が10%を越えている。
(3) 商業の動向
ア 卸売業の動向
11都市の中でもとくに中核都市への集中度が非常に高くなっている。すなわち、前橋市が1兆4,000億円で全県シェア33.7%、高崎市が1兆2,000億円、28.5%であり、この2都市で62.2%を占め、11都市のシェア86.6%の7割以上を占めている。そして、太田市がこれに次いで11.1%を占め、伊勢崎市が4.0%を占めている。
昭和57年からの伸び率をみると、伊勢崎市が最も高く64.0%の伸びとなっている。そして、桐生・館林・渋川・安中の市では卸売販売額は減少している。中核都市では、前橋市の増加率は28.0%にとどまっており、高崎市の伸び39.5%を下回り、格差が縮小している。