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[地域熱供給]

都市の冷暖房や給湯は、建物ごとに行うよりもいくつかのビルや地区で一体的に行う地域冷暖房システム等の導入によって、排出負荷を削減することが可能である。

 

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集中によるスケールメリットが期待できるほか、NOxなど大気負荷については、発生源が分散するよりも、一か所で処理(脱硫・脱硝や脱煙)する方が環境対策としては確実である。また、個々のビルの屋上の空調タワーが不要になるため、屋上緑化の促進にも資するものである。

[都市排熱の回収]

熱源としては、清掃工場や事業所の高温排熱を使ったコ・ジェネレーションをはじめ、高効率のヒートポンプ技術により、下水や下水処理氷、河川水や海水、地下鉄の排熱(札幌市で実施)など低レベル熱源が活用できる。

 

 

 

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