最近の運航に関連する装置や機器としては、DGPS、GMDSS、ECDIS、AIS、VDR、Track Controller等がある。こうした新しい機器を導入する場合、あるいは通信情報技術の進歩により運航者の役割を変更した場合には、図4に基づいた導入プロセスが必要であり、これを実施する方法としては資格要件とするか、個々の会社が責任を持って行うか2つの路がある。ISMの理念からは会社が責任を持ち率先して行うことが望ましい。しかし、こうした新規機器の導入に伴う教育には設備を必要とすることも多く、そうした教育機関は別に用意することも考える必要があろう。