○時間的制約
アフター/オフコンベンションに参加しない理由について、「関心がない」と答えた人はわずか2人であった(回答率1.9%)。回答の多くが「時間のなさ」を障害として指摘しており、条件さえ整えば参加を促すことも十分可能であると推定される。短時間で効率的に観光できるようにするために、以下のような対策が有効であると考えられる。
・短時間で回る観光コース/ルートの提案(各会場ごとに)
・参加者の希望するコースのカスタムメイド(会期以前に予約)
・会期スケジュールの中に関連するテーマでの観光コースを主催者に対し提案
○ 外国語対応の環境
街中や公共交通機関の外国人の利便性を高めるのは、国際コンベンションに限らず日本への来訪者促進のために非常に重要な課題である。しかし、ここで指摘されている問題すべてをアフター/オフコンベンションに関して解決することは当然不可能である。
会場周辺地区では(外国語表記や対応について既にスムースに対応している機関もあるが)今以上に外国人の利便性(特に単独でも移動・行動できる環境)を整えるための取り組みを継続していく必要があると考えられる。