日本財団 図書館


4)都市別開催件数

都市別に国際コンベンション開催件数をみると、東京が突出して多く、次いで関西圏各都市、その他地方中核都市が170〜190件程度で並んでいる。過去10年間の開催件数の伸びでは地方都市が開催件数を大きく伸ばしており、全国的に地方分散傾向にある。これは各地方都市で会議施設が建設されるなどの環境変化によると考えられる。

地方都市の追い上げもあるが、関西圏での開催件数は大阪を除き全国シェアを落としており、関西圏の経済力・交流機能を考慮するとポテンシャルが充分に活かされていないと考えられる。

 

図表 国際コンベンション開催地の地方への分散化(地方のシェアの拡大)

006-1.gif

 

006-2.gif

また、これを中大型国際会議(総参加者数300人、外国人50人以上の国際会議)の開催件数に限って過去5年の推移をみると、各都市とも1.0〜2.0倍で推移している。またここでも地方都市への分散傾向がみられる(全国で1.4倍増加のところ、地方都市では1.8倍)。

 

図表 中大型国際会議の開催件数の推移

006-3.gif

出所)「1997年コンベンション統計」国際観光振興会

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION