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4) フェリーに対する改善要望

フェリー会社間で競争してもっと良くして欲しい」と望む点は、航路別にかなり異なっているが、どの航路にも共通する点は「運賃・料金の引き下げ」である。四国の4航路ではこの要望がトップになっており、北九州及び中九州では「食事の質の向上」がトップになっている(表5-21)。

 

表5-21 フェリーへの改善要望点

 

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5) 今後のフェリー利用の増減見込み

今後、一般旅行客のフェリー利用についての旅行会社の見込みは、「増加する」という事業者が35%であった。増加する理由としては、「ゆっくりと休みながら目的地に行けるので」、「現地での時間が有効に使えるので」、「高齢者が増え、ゆっくりと旅を楽しみたい人が増えると思うので」、「航空機、JR等の味気のない移動が増えている中、心のゆとりが売り物になってくると思うので」、「フェリー会社が競争し合い、フェリー会社のグレードが向上すると思われるので」などがある。

また、「減少する」と答えた旅行会社は、47%であった。減少すると思われる理由として一番多かった意見は「道路整備による陸上ルート利用増大のため」、次いで「国内航空運賃値下げによる航空機利用増大のため」が多かった。その他の意見として、「高速化の波には逆らえない」,「寝室等、女性向きに改善しない限り利用は減る」などがある。

 

 

 

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