6) 今後のフェリー利用意向
今後のフェリー利用意向を見ると、「未記入、わからない」が多い(北海道航路では50%、高知航路では56%)が回答のあったうちでは、九州航路の利用増加が意向がやや高い。一方、近畿〜香川航路では、利用増加回答は非常に少ない(図5-32)。
増加する理由として「貨物量が増えるから」と回答した事業所が全体の57%で、次いで「フェリー利用のトータルコストが下がるから」と回答した事業所が全体の22%であった。その他の理由として、「労働時間短縮及び労働人員の削減のため」,「モーダルシフトの動きが加速するため」などがある。
また、減少する理由として「貨物量が減少するから」と回答した事業所が全体の67%で、次いで「道路や橋の整備が進んだから」が全体の20%であった。その他として「到着時間指定が多く、フェリーの着時間では間に合わないため」,「積合せで利用不可能な運行が増えてきたため」,「荷物が急ぐため、まとめて扱うよりも小口化が多くなってきているため」などがある。