4)その他港湾におけるアジアからの効率的な輸入物流システムの構築上の課題に対する方策
(1)効率的な国内外チェーン・ネットワークの整備
・国外フォワーダ等に対するポートセールス
阪神港以外の港湾の知名度が低く、海外のフォワーダ等から仕向地としての指定が進んでいない。このため、共同ミッションの派遣、インターネットによる情報発信等、国外の民間企業等に対して積極的なポートセールスを実施していく。
・その他港におけるオフドックの整備
(前述の通り)<頁183>
(2)立地インセンティブゾーンの設置等、基幹荷主の立地促進
・戦略的なベースカーゴ荷主企業の誘致 (海外企業の誘致、立地インセンティブの提供)
(前述の通り)<頁134>
(3)地域共同輸入システムの構築
・アジアにおける共同商社機能の設置 (共同輸入管理センターの設置)
(前述の通り)<頁133>
5)生活環境を向上させるための物流効率化への課題に対する方策
(1)配送効率性の追求
・港湾、空港と市街地までの集約輸送利用の強化
空港、港湾からACCTまでの集約輸送を進める。このためには、ACCTまで高頻度でのトラック便の運航が必要であることから、TACT等の独自企業の設立や既存大手トラック事業者とのタイアップにより運航の頻度を高めていく。
ACCTまでの集約輸送とともにACCTが物流ハンドリング拠点化することにより、都市内地域別の貨物量の確保が可能となり集約輸送の可能性が高くなる。ACCT内に大手トラック事業者等の集配センター等の入居によるタイアップも考えられる。