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4]スケール性

スケール性を目的とした企業が実施しているシステムの内容は次のものである。特徴として大ロット輸送システムが挙げられ、荷主企業から輸送企業に対する交渉力の強化が目的としてある。

・大ロット輸送システム

・最大需要地近隣港利用志向システム

・最大需要地からのネットワーク物流システム

・ストック物流システム

・一元物流管理システム

 

5]利便性

利便性を目的とした場合の企業が実施しているシステムの内容は次のものである。特徴としては、従来型港湾・空港利用志向システムやアウトソーシング物流管理システムが挙げられる。

・特定港湾利用システム

・従来型港湾・空港利用意向システム

・関連サービス業の偏重利用システム

・物流関連企業の活用志向システム

・アウトソーシング物流管理システム

 

6]安全性

(安全)

安全を目的とした物流システムとして、企業では以下の物流システムが実施されている。基本的にはわが国のPL法等への対応のための安全管理システムや品質保持のための管理システムが重視されている。

・海外での品質管理システム

・厳重な検査システム

・多様な補修システム

・安全管理システム

(確実)

確実を目的とした物流システムでは、いわゆるバックアップ物流システムが重視されている。トラブル等への対応が重視されるためである。

・バックアップ物流システム

・ジャストインタイム物流システム

・オンタイム物流システム

 

7]ネットワーク性

ネットワーク性を重視した物流システムとして情報系と道路等の輸送系があり、以下のような物流システムが構築されている。特に、港湾、空港利用後の道路ネットワークが重視されている。

・海外との情報ネットワークシステム

・多様なネットワークシステム

・拠点港・空港志向システム

・広域物流道路ネットワーク活用システム

・サプライチェーン物流管理システム

 

 

 

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