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(コンテナ直納等物流コスト削減)

流通革新の進展の一貫として物流コスト削減に非常に力を入れており、メーカー等との共同によりコンテナ直納(パレットの統一、地方港の利用等、様々なコスト削減の試みが実施されている。従来、コスト削減という場合、企業内での不効率性の排除が主たる手法であったが、近年は、物流システムを変更するなど、根本的なコスト削減を実施している企業が多くなっている。

 

4]物流業からみた新たなニーズ

 

(拠点港湾の競争激化、地方荷主ニーズ対応による地方港展開)

地方港は港湾整備を進める一方、積極的なポートセールスを実施し東アジア各地とのネットワーク化を進めている。その際、船社寄港に重要な役割を果たしているのが、地方港におけるフォワーダ等の物流業である。輸出等の場合、拠点港を利用する傾向があるこれらフォワーダが地方港利用促進を進めるのは、地方荷主のニーズへの反映と拠点港湾の競争の激化がある。

 

(消費財物流の需要地での取扱拡大)

フォワーダは、消費財の大消費地である大都市近郊の港湾を選択利用することにより、コスト削減を図っている。

 

 

 

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