2) 解析結果 ・ 断面モデルとヨーイングを考慮したモデルの差 断面モデルとこのヨーイングを考慮したモデルとの差は、(24)式により表されるが、このうち第2項の後半の部分は台車のヨーイングによる狂いの差分効果であるので、まずこれを求める。これをL=2.5の場合について求めたのが図7である。この振幅特性は(24-1)ならびに(24-2)とも同一で、(a)図に示すように10mにピークを持っている。一方、位相特性は(b)図に示すように逆の特性を持っている。
2) 解析結果
・ 断面モデルとヨーイングを考慮したモデルの差
断面モデルとこのヨーイングを考慮したモデルとの差は、(24)式により表されるが、このうち第2項の後半の部分は台車のヨーイングによる狂いの差分効果であるので、まずこれを求める。これをL=2.5の場合について求めたのが図7である。この振幅特性は(24-1)ならびに(24-2)とも同一で、(a)図に示すように10mにピークを持っている。一方、位相特性は(b)図に示すように逆の特性を持っている。
(a)振幅特性 (b)位相特性
図7 ボギー間隔による差分効果
一方、第2項の前半の部分は、時間関数であるから、これに(24)式の後の各係数数値を入れ、その特性を求めたのが図8である。これによれば、2Hzに緩やかなピーク1.44を持ちそれ以上では1.33の一定値に漸近し、1.2Hzに反共振の極小値を持っており、0.8Hz以下ではほぼ1.0を保つ。 この両者を(23-1)により合成してその係数としてみたのが図9で、当然速度によって異なるが、5m以上15mの波長で車体加速度は増大し、9m以上26mで減少することとなる。
一方、第2項の前半の部分は、時間関数であるから、これに(24)式の後の各係数数値を入れ、その特性を求めたのが図8である。これによれば、2Hzに緩やかなピーク1.44を持ちそれ以上では1.33の一定値に漸近し、1.2Hzに反共振の極小値を持っており、0.8Hz以下ではほぼ1.0を保つ。
この両者を(23-1)により合成してその係数としてみたのが図9で、当然速度によって異なるが、5m以上15mの波長で車体加速度は増大し、9m以上26mで減少することとなる。
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