計算式から分かるように、装置の真上から見た場合、車体が時計回りでヨーイングを行う場合の車体ヨー角の符号が正となっている。
5) 車輪/軌条輪相対変位
図13に示されるように、西側軌条輪台座にレーザ変位計を取り付ける座固定を設置し、固定座から車輪反フランジ側面に向かって垂直にレーザを照射させるようにレーザ変位計2つ(北側と南側)1組を固定する。輪軸が軌条輪に対して西側へ変位を行う場合変位計の出力を正とし、車輪/軌条輪間のアタック角(α)及び軌条輪に対する輪軸の横変位量(y)を次の式によって算出される。
α=tan-1((y南-y北)/b)
y=(y北+y南)/2
ここで、
y北=北側レーザ変位計の変位出力
y南=南側レーザ変位計の変位出力
b=両レーザ変位計間隔(b=660mm)
計算式から分かるように、装置の真上から見た場合、輪軸が時計回りでヨーイングを行う場合の輪軸アタック角の符号が正となっている。