2 演技競技
演技競技は全日本なぎなた連盟の形・7本の中から定められた3本を、二人一組の演技者によって行い、その技の優劣を競い合う競技です。
なぎなたの技の向上をはかるとともに、正しいなぎなたの普及発展を目的として行われる競技です。
(1)観点
演技の判定の基準となるものは、演技者双方の姿勢・服装・態度・発声・呼吸と気持ちが調和しているか、打突部位を正確に気魄に満ちた打突をしているか、残心・間合・手の内・着眼等理合に叶った技であるか、見る人に感動を与えたかなどの点です。
このように、なぎなたは気・剣・体一致の技をめざして修錬が行われるので、活発な気合いに満ちた動きによって、苦しさに耐える旺盛な気力と集中力が養われます。それと共になぎなたは、礼に始まって礼に終わると言われるように相手を尊重し、信頼の上に立って対人競技を行う為に礼儀を重んじ、相手を尊ぶ心が自然に養われ優美な自然体が培われます。
これがなぎなたです。