緑滴る五月の佳き日、全国各地から大会関係者をはじめ、選手役員の皆様をお迎えし、この地ひのくに熊本で第39回都道府県対抗なぎなた大会を開催できますことをたいへん喜びに存じます。
ご案内のように平成11年秋には「人、光る。くまもと未来国体」をスローガンに第54回国民体育大会が当地で開催されることになっており、そのリハーサル大会でもあります。ここ熊本は、剣聖宮本武蔵が晩年を過ごしたゆかりの地、剣法の極意を説いた「五輪の書」はこの地で著わされました。尚武の地を自負する県連一同、先師に恥じぬ心構えを胸に、張り切って大会成功を目指すつもりです。
ご参集の選手の皆様は日頃厳しい修錬を重ねられ、ご指導の各位におかれましても、並ならぬご苦心をもってこの日をお迎えと存じます。手練の技と力を存分に発揮され、立派な成果を収められますよう、また温かな交流を通じて良き思い出を刻まれますよう、ご期待申し上げる次第です。
本大会開催と斯道奨励に格段のご尽力ご高配を賜りました関係各位に、厚く御礼申し上げ歓迎の言葉といたします。
