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(1区画敷地面積約300m2)

◎ラウベ(休憩小屋)    ◎ガルテン(庭)

:建築面積約27m2     :菜園(有機土壌・花壇としての利用も可)

:延床面積約38m2     :芝生

:2階

 

図3 標準的なクラインガルテンの区画

 

年間を通じての交流事業は活発で、4月及び7月 有機栽培講習会(各4回ずつ)、5月 山菜取りツアーとそば会、6月及び9月 クラインガルテンの日、7月 夕涼み会、8月 村夏まつりへの参加、10月 収穫祭(DAIKON―RUN)、11月 野沢菜付け講習会、12月 有機土づくり講習会(4回)と、「月に1回は顔を合わせよう」が合言葉になっている。

利用者のうち5名の方、(東京都の方 2、神奈川・京都・高知の方 各1)とお話する機会を得たが、皆、このクラインガルテンには満足していた。

四賀村には、年会費2万円の田舎の親戚ふれあい会員という制度(年4回 季節の特産品の宅配等の特典)があるが、それとは別に、クラインガルテン倶楽部会員には、もう一つ特徴的な事業として「田舎の親戚制度」があり、1区画に1軒の田舎の親戚(地元農家)を付けている。親戚は、農作業の指導、水くれ、収穫の時期を教えるもので、決して区画内草むしりをしないよう申合せが出来ている。また、あまり深い付き合いはしようとせず、肩の凝らない気軽なお付き合いをするようお願いしている。

なお、利用者を選考していく過程では、その人の1) 自分の口にする食材の安全性、2) 自分の余暇の過ごし方、3) 環境問題についての意見等について、十分考えを伺っている。また、坊主山クラインガルテンは、環境保全を積極的に行う場所として位置付けており、この考えに賛同して自発的に参加できる人との交流を目指している。

このようにして成立した坊主山クラインガルテンについて、あらためて、施設概要を示すと次のようになる。

1. 市民農園整備促進法による認定区域

◎市民農園区域指定

平成4年5月2日付 67,323m2

 

 

 

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