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このような姉妹団を締結する目的ですけれども、単位団のコレポンを強化するということではないでしょうか。先ず、そのレベルから始めて、どこまで関係を強化するのか、新たなコミュニケーションを取り合うというのであれば、ペンフレンドみたいな関係を構築することが第一段階です。

今、イギリスであれば、日本であっても、韓国であっても、かなり距離があるため、仲々往来するということは出来ないのですけれども、先ずコレポンを始めて、コミュニケーションをして、お互いの文化とか、お互いの国の事情について学び合う、これが最初のステップではないでしょうか。

ですから、今後とも継続的に姉妹団は支援していきたいと思っております。

しかし、本部がコントロールしなければいけないというのは絶対的であって、何が行われているのか、きちんと把握しなければいけません。

 

(アメリカ):私達も姉妹団締結をかなりサポートしています。

実際、多くの国と関係をもって来ました。イギリスが私達にとって最も交流のある国なのではないかと思います。カナダも勿論そうです。その他いくつかは、私達の知らないところもありました。ただ、先程説明のありましたイギリスに対して、国がコントロールしなければいけないということは反発したいと思います。

アメリカの場合、アメリカの立場としては、勿論単位団が海外に行くのであれば、その知識を得たいと、大体のその活動情況がわかれば、後は単位団同士に任せたいと思います。それが一番うまくいく方法だと思います。私達は、イニシアチブを取って、その単位団を管理するのではなく、彼らが自分達で募金活動をして、彼らに任せて、自分達の運命は自分達でみるというふうにしていきたいと思います。ですから、私達は、活動情況がわかればそれで満足です。今までは、それでうまく行っております。

ISCAの視点からみても、このような姉妹団締結はサポートすべきだと思います。

 

(日本):日本としましては、国際交流には色々なパターンがあって良いと思っています。一つは、その国の本部同士で行う交流、それから、地方の単位団同士の交流、あるいは、地方自治体等が行う交流にオンして行う交流等、色々あった方が良いのではないでしょうか。これらを本部が全てコントロールしているわけではございませんで、事実上、多くの姉妹団関係が結ばれています。特に韓国は近いところですので、韓国とは姉妹団が既に成立していますし、また、締結はしていなくても、事実上姉妹団に近い関係の団もあります。昨年のISCAの会議で、各国は全ての団についてその希望の有無をしなさいということがありましたので、日本としては、それを忠実にその調査を実施しました。

その結果が、昨日香港から質問がありましたように、皆様のお手元に配布しました一覧表でございます。

これについて、別表に基づき具体的に説明したいと思います。

 

 

 

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