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国際交流ガイドラインの作成

 

(南アフリカ):昨年の会議におきまして、国際交流ガイドラインがカナダの代表によって報告されました。そして、その後討議をいたしまして、南アフリカがその改正または修正を行なうということに決定したわけです。

この資料は、ほとんど変わっておりません。本の少しの文言の違いだけですので、全体を全て申し上げることはいたしません。

変更点といたしましては、暫定的な手順といったところで、元々は北半球のことしか書いてありませんでしたので、南半球を含めるという改正です。それから、また一つ二つ時間をかけて申し上げたいと思います。先ず第1点といたしましては、KIT LISTですが、これは非常に詳細に書かれている。いわゆるブルーのシャッツそして、黒のパンツその他と書いてあるのですが、それぞれの組織のユニホームで良い、としようと考えています。ですから米国なり、カナダなり、それぞれユニホームがあると思います。この或る特定の組織のユニホームというように文言を変えていきたいと思います。

また、国によって、非常に多くの交流を行っているところは、客観的にいろいろなことがわかっていると思いますので、手順に関して何か改正したいということがありましたら、ぜひご連絡下さい。

これは、私共の経験ということで行っていますが、あまり豊かな経験がないからです。また、もう一つ基本的な改正といたしましては、カナダの元々の文言では、少年団は20〜30ドルが頭打ちと書いてありますが、これは南アフリカにおきましては120〜180ランドとなり、このお金では、正に王様のような生活が出来るような金額になってしまいますので、もう少し現実的な金額にし、一体どの程度のお金をもって行けば良いか、検討しなければならないと思います。主催国が訪問者に対しまして、一体どの程度の、例えば、消費物価といたしまして、コカコーラはいくらぐらいかということを比較いたしまして、それで見ていくということにしたいと思います。例えばカナダでコカコーラが1ドルとなった場合は、一日どのくらいのコカコーラを飲むのかというところから「小遣」をみていく。それから、ハンバーガーもそれぞれの国の比較をしてみる。例えば、南アフリカの場合は、4ランド、そして、アメリカの場合には4ドルといった場合、これは例えば20ドルということではなく、4ドルのみでも良いということになると思います。また、主催国で十分に食物がなかった。そして、少年団員が一体どの程度食べるかわからなかった。そのために十分食物がなくて何か買わなければならないといった場合に関しまして、一体どういう形でいくらくらい「小遣」を持っていくか、ということを検討していくということが良いのではないかと思います。

イギリスの少年団が来て、そしてそれに対する「小遣」が20ドルということになれば、実際南アフリカの場合にはお金持ちになってしまうわけです。それぞれの現地に合わせた形の「小遣」にするという様に変えていくことが必要と思います。

それから、また、エスコートに関してですが、カナダの元々の提案に書かれておりますが、それに関して簡単なところでは、例えば最低の年齢は15才ということになりますと、やはり14才よりはるかに成熟しているということがあります。ですから、今後年齢に関しまして、そのブリーヒングをし、そしてプロフィールを見ていくということ。それから少年団として入国する人達に対しては、例えば各国の説明書を配布するということを先にした方が良いと思います。例えば南アフリカに関しまして、英語が母国語という風に思っている人もいるでしょうが、実際は19か国の言語を話すことがあるわけです。

 

 

 

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